カテゴリー「映画・テレビ・CM」の記事

2009/01/25

「ヒトラー 最期の12日間」

ゆうべNHK-BSで放送していたので、なんとなく見始めてしまったら、結局午前3時過ぎのラストまで見てしまいました。

Der_ausgang2

1945年、ソ連軍の侵攻を受け陥落前夜のベルリン、首相官邸地下の要塞に潜んだヒトラーとその側近たち最期の12日間を描いた作品です。
忠誠を誓った帝国の崩壊と自らの最期を前にして、究極の極限状態に置かれた登場人物たちの葛藤や心理をダイナミックにかつ丁寧に表現した、ヒューマンドラマの傑作だと思います。

忌むべき独裁者ではなく、感情を持ったひとりの人間としてヒトラーやナチス関係者たちを描いていることに対して、ドイツのみならず世界的に大きな議論を巻き起こしたらしいことは、映画公開時なんとなくチラ聞きしておりました。
確かに、なんだか死相すら感じさせるうつろな表情を見せ、混乱したアタマで非現実的な作戦をまくしたてる姿や、その一方で、物腰柔らかく秘書を「さん」付けして避難を勧める姿などは哀れさを感じます。
ナチス関係者たちも同様で、彼らもまた戦争の被害者だったのではないのか、などとうっかり思ってしまいそうになりました。
ワタシは(史実をろくに知らないという不勉強さゆえ)普通に1本の映画として見ましたのであまり抵抗はありませんでしたが、これを嫌悪する人たちも多数いるでしょうし、議論が起こるのも無理からぬことでしょう。
ワタシ自身も、これはひとつの表現だということをふまえた上で、映画の感想をそのまま史実と混同して捉えることのないよう、注意しようと思います。

人間ヒトラーたちの最期の12日間、がテーマですので、ナチスが戦時中に行ってきた蛮行についてはほとんど語られません。
ただ、話を地下内での密室劇だけにとどめず、ベルリン市街で繰り広げられる凄惨な地獄絵図をきちんと盛り込むことで、これが恐ろしい戦争を舞台にした真実の物語である、ということは認識できるようになっております。

Der_ausgang3

重苦しい映画でしたが、巧みな人間描写とストーリー展開でどんどん引き込まれ、一気に見ることができました。ドイツの負の歴史も直視しなければならんのだ!という使命感を持っていたわけではなく、単純に作品として素晴らしかったからです。
とはいえ、とてもとてもシラフの昼日中に映画館や、DVDを借りたり購入してまで見ることはできませんけど…

↓でもいちおう貼っておく

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2007/09/13

「マーサの幸せレシピ」と…

先日、NHK衛星で別の番組をダンナと見ていたらこれが始まったので、ダンナは「うまそうな料理がいろいろ出てくるんじゃないか」と、ワタシは「ドイツの映画だし」と思って、そのままなんとな~く見たものでありました。

         Bellamartha
日本版公式サイトはこちら
なんだか甘ったるい雰囲気のサイトですが、こんなにピンキーでほんわかしたイメージではなく、むしろ全体的に薄暗いシーンが多く、寒々としたドイツの冬っぽい感じでございましたよ。

ハンブルク(らしい)にあるフレンチレストランのシェフ、マーサは腕前は確かなのだけど、プライドの高い頑固な完璧主義者。人との関わり方も苦手で、周囲からは煙たがられていた。
ある日マーサは、事故死した姉の娘・リナを引き取ることになる。しかし母親を失くしたショックからか心を閉ざすリナに手を焼かされる。
いっぽう職場では、自分とは全く正反対なタイプの、奔放でマイペースなイタリア人シェフ・マリオがやってきて、ますますイライラが募るマーサ、人生レシピ通りに事が進まないものなのよね、どうするどうなる、という話。
(公式発表などでなく、あくまでワタシの感じたあらすじであります)

あいにく、タイトルから連想されるような、マーサがおいしい料理でみんなを幸せにする、という話ではありません。

え~、映画そのものとしては、可もなく不可もなく、よくあるヒューマンドラマの小品、という感じでした。奇をてらったようなどんでん返しも思わずうなるような名セリフもなく、予定調和的に話は進み、ほのぼのと終わります。
だけど起承転結はしっかりしており、きちんとマジメに素直に作られた作品で、安心して見ていられました。
そして、「がんばる女性みんなにリスペクト!」とか「料理も人生も楽しまなくっちゃね!」とか「アナタにとって幸せのレシピとは何だと思いましたか?」とかいうようなことを声高に主張するでもなく、どことなくユル~い肩の力が抜けた感じなのがアタシ的には心地よかったです(制作側にしてみれば、そんな風に感じられるのはひょっとして不本意かも知れませんが)。
欲を言えば、物語終盤にかけて料理があまり出てこなくなったのがちょっと物足りなかったです。とは言うものの我らバカ夫婦は見ながら「ハラ減った」「ワイン飲みたい」とうめき続け、映画終了と同時に夫はコンビニへ…(^o^;)

更に、そしてここが肝心なのだけど、いかにドイツの人々がイタリアに憧れているのかが実感できて、そこのところが非常に面白かったです。
いや、ね、ドイツ人もイタリア人も友人がいるわけでない純日本人のワタシに何がわかるのさ、という話なんですが、ここ近頃、例えばバイエルンにやって来たルカ・トーニは、イタリア人というだけでそりゃもうミュンヘンじゃ大人気、という話などから、ドイツの人たちは自分たちに欠けている(と思ってるらしい)自由奔放さや遊び心、洒落っ気、南国の太陽のような明るさ、なんかを持ち合わせているイタリア人およびイタリアという国に憧れを持っているらしい、というのはチラチラ聞いていたものですから、この映画を見て、ああなるほどね、と思ったものであります。

およそワタシたちが連想するステレオタイプなドイツ人=マーサが、これまたステレオタイプな(と言ってもそんなにオシャレでないし底抜けに明るいわけでもなさそうだったけど)イタリア人=マリオと触れているうちに、頑なだった心がどんどん軟らかくなっていくその過程、ドイツとイタリアの邂逅と対立そして幸せな融合(←かしこく見せたいがためにむずかしい言葉を使ってみる)、なんかが隠されたテーマなのだろな、うむうむ。と、ひとり悦に入った次第であります。
そして原語のタイトルは「Bella Martha」。ステキなマーサとか美しいマーサとかそんなところでしょうが、Bellaはイタリア語である。

と思ってたら、先に紹介した公式サイトで、そこのところをもっとちゃんと、詳しく書いてありました。
地理的・宗教的な背景なども絡め、また、マーサとマリオの名前の由来は新約聖書の「マルタとマリア」の逸話から取ったんだよ、というようなことも書いてあり、たいへん興味深いものであります。
もし先日、ウチと同じようにこの映画を見て、「つまんなかったなぁ」と思った方がいましたら、一度目を通してみると違った感想になるかも知れませんのでオススメします。(下段の「Another Story」をポチしてね)。

なるほど、意外に深い話だったのね、と満足な気分でいましたら、なんとまあ、びっくりなことに、ハリウッド版がリメイクされたんですと(邦題「幸せのレシピ」)。
公式サイトはコチラ

No_reservations
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演のラブコメになっちまいました。
ハンブルク人気質は~~~っ!?
ドイツとイタリアの邂逅と融合(←そんなん知らんがや)は~~~っ!?
「マルタとマリア」はどこへ~~~っ!
ガラガラガラガラ…(知ったかぶりで固めたナニかが崩れ去る音)

…いや、これはこれ、それはそれ、で楽しめばいいんだと思いますけど…アウアウ

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2007/07/07

「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」

     004
公式サイトはこちら

遅っ!今頃!
ということで、梅雨の中休みとレディースデーがめでたくバッティングする日に、やっと見ましたよ。

期待にたがわず、やっぱり外れなしの面白さでした。3時間近くの超大作ですが、あっとゆう間です。
いや~なんてゆうか、自由な魂は忘れたくないなーと思いましたよ。

正直、登場人物たちがどんどん増えていって、それぞれの思惑がこんがらがりすぎてワケわかんなくなったり、話もやけにスケールアップしちゃって、世界の海を制するのは誰だーー!とかいうことになってしまって、個人的には海賊らしくお宝探ししてる方が好みなんだけど、と、少々ついていけない部分もあったけれども。
しかし結局、そんな困惑気分も細かい理屈も、これでもかこれでもかと次々押し寄せる、迫力満点の冒険活劇に飲み込まれてしまいました。とにかく、アタマをカラッポにして入り込んで楽しむのが吉!その点、毎度のことながら実にうまくできてるし。クライマックスの戦闘シーンは時間もたっぷり割いて、爽快感も満足感もじゅうぶん!!(長いクライマックスと言っても、あの映画の「エピソード3」みたいにただネチネチと斬り付けあってるだけじゃないのよ~←スイマセン…。)

映画の作り方も素晴らしいが、やっぱり主人公ジャック・スパロウのキャラクターの力も相当大きいと思います。なんだかヒラヒラしててふざけてて自分勝手で、何を考えてるのかわからないし、仲間も平気で見捨てるし、なのにどうしても憎めないので、なんとなくみんな彼を愛してついていってしまうのだわ~。そんなジャックが(以下ネタバレにつき文字反転)、クライマックスシーンでウィルがデイヴィ・ジョーンズに刺されてしまった時に「えっ!」てな感じでショックを受けたシーンと、ラストでエリザベスからのさよならのキスをよけてから「一度でこりたから」とフッと笑ってみせるシーンが、とことんふざけたヤツかと思ってた彼が心の通った人間らしい表情を見せた瞬間だと思い、「カッコいーーーーーっっ♪♪」と叫びたくなったわよ。ふふ。アタシは特にジョニー・デップのファンってわけじゃないんだけど、素晴らしい当たり役を演じたものである。

いちおうこれにて、3部作完結編、ということであるが、こんなエンタテインメントの傑作を終了させるのはもったいないです。とりあえずオーリー様&キーラの美カップルの話はこれで終わりでいいとは思うけれど、ジャックの話は「今度のお宝は何だ!」という切り口にしていけばいくらでも続きは作れると思うがな。クオリティを落とさないのは必須条件だけど。もちろんジャックはジョニーでなければ意味はない。別に、新3部作!誰それの謎がついに明かされる!とかいうのはどうでもいいです。そんな複雑にしなくてもじゅうぶん面白いんだから。

ちなみに;呪いのせいで10年間陸に上がれないという、タコ人間デイヴィ・ジョーンズが、浅瀬の中洲(?)みたいなところに上陸するシーンがあるのだけど、陸に上がれない、という問題をどうやってクリアしたのか?と思ってそのシーンを見ると、「なるほどな~」と納得というか、ちょっと笑えます。

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2007/03/23

夏のおとぎ話

男子フィギュア:別名イケメン博覧会(←コリアンダー的勝手命名)で、バトル選手を見て「氷上のラーム!」ジュベール選手を見て「氷上のクローゼ!」とか言ってフィギュアファンから総すかんを食ってしまいそうなアタシです。
冗談はさておき、昨日のフリーは素晴らしかったですねぇ。高橋君の入魂演技は鳥肌モノでしたが、SPで失敗して6位だったものを一気に銅メダルにまで追い上げてきたランビエールの「カルメン」にもシビれました。ぷりぷりバトルが崩れてしまったのが大変残念であった。ベストの演技で高橋君と競ってほしかったです。

さて、UEFAからそれどころじゃないニュースが聞こえてきましたが、その件については後ほど書くとして、とりあえず、EURO予選チェコ対ドイツがライブ放送されるのを記念してドイツ代表応援中、ということで、今頃になってようやくあの映画を見たですよ。

Ein_sommermaerchen_1
「DEUCHLAND. EIN SOMMERMÄRCHEN」。

しかし、ええと、ドイツ語ペラペ~ラで内容をおおかた理解している方は適当にスルーして下さい。何もわかってないで甘ったるいこと言っている自分が恥ずかしいです。

いや、でも、感動しました。みんな大好きだよ~~ぅ♪ドイツ代表ファンにはたまらない一品です。買ってよかった(T∀T)たぶん何回も見て宝物になってしまいそうな予感です。

がしかし、見終わった後妙に切なくなって、ちょっとだけ泣きたくなりました。泣かないけど。終わった祭りをいつまでも名残惜しんでいるコドモのような心境でもあり、あるいは、言葉を解さないがために祭りに参加し切れなかったというちょっとした疎外感、でもあります。
かと言って、今からどんだけいっしょけんめい勉強したところで、クリンシーやフリングスの熱血トークや3位決定戦を前にした選手同士の激論(?)の内容をすっかり理解して「ああそうだったのか」と思えるようになるまでは相当の年月がかかることと思われますので、
日本語字幕付きDVD発売熱烈希望!!!!!
みんなそんなに大したことは言ってないかも知れないけど、いいんです~
レアルとかジダンの映画を日本の映画館でやるぐらいなんだからさ~

070323h700einsommermaerche

↑もしかしてこれから見る人がいるかも知れず、その方たちにはゼヒ、ネタバレなしでお楽しみいただきたいと思いますので、あえて本当の迷場面的なところは外して描きましたので若干物足りないものになってしまいました。
もちろん、いちばんの名場面はシュバインシュタイガーのポルディ寝起きドッキリです☆☆
他にもいろいろ思ったことやムフフなシーンは沢山あったけれど、それもネタバレなんでやめとくとして。(ネタばらしするほど理解してない、と言った方が正しいかも)
それにしてもヒルデブラントのイケメンオーラはすごいな~と改めて実感した次第であります。しゃべってるシーンはほとんどないにも関わらず、存在感だけはばっちりで、ヤツのいるスポットだけがなんかキラキラしたものを放っていた。
それに対抗していたのがフリングスの美オーラ、なんだけど、これは少数意見かも知らん。ぷぷ

ついでに、今さらそんな人はいない気はするが、ご存じない方のために念のため補足させていただきますと、「ドイツ代表かく戦えり」的な内容ではなく、試合そのもののシーンとか戦術分析とかはあまりありません。ドイツ代表の面々のW杯中の素顔や裏側を追ったドキュメンタリーです。

かく戦えり、的なのはたぶんこっちの方がよろしいかと

2006FIFA ワールドカップドイツ オフィシャルライセンスDVD 「ドイツ代表 戦いの軌跡」 2006FIFA ワールドカップドイツ オフィシャルライセンスDVD 「ドイツ代表 戦いの軌跡」

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当方発売日に勢い込んで購入したのに、まだ見てないってどーよ…
(そうです。本とかDVDは、買ったら安心して寝かせてしまうタイプなのですよホホホ~(^o^;))

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2006/12/24

スーパーマンが還ってきた

「スーパーマン リターンズ」

                Superman
(公式サイトはこちら。)

劇場に観に行きそこなっちゃったので、DVDレンタル開始初日に見てしまいました。

えと、なんてゆうか、ゴジラ映画やウルトラマン映画がアホらくてお好きでない方は、あまりのガキっぽさについていけないと思います。
ストーリーは薄っぺらいし、荒唐無稽でとりとめないし、2時間半の長丁場はちょっとグズグズ感もあるし。

だけど!そんなことはどーでもいいんです!

だって「スーパーマン」なんだもん♪♪

クリストファー・リーブ版の旧3部作(という呼び名は正しいのかな?)をリアルタイムで見た世代にとっては(トシを計算しないように!!!)、もうあのテーマ曲が流れた瞬間に心ウキウキ、一気に童心に帰ってしまい、助けてースーパーマン!!!ってな大歓迎モードになってしまうのだから、たとえ映画がしょうもなくても、スーパーマンが無敵の強さでうりゃうりゃ、と悪者をやっつけカメラに向かってニコリ☆と微笑むだけで満足なのであります。
我ながらつくづくガキんちょだな~…(^_^;)

いや、あの脳天気でチープなB級具合こそが「スーパーマン」の真骨頂ではないかと思うので、今回のこの映画を見て、よくぞあの旧3部作のイメージを誠実に復元してくれたものだと嬉しくなってしまった。
ヘンにオシャレにしようとしたり大人向けにしようとしたりしなかったことが好ましい。
さすがに、おなじみの電話ボックスで変身するシーンがなくなっちゃってたり、パソコンや携帯が登場してはいるけれど、どことなく時代性を感じさせない雰囲気もよい。

ストーリーは、行方不明になっていたスーパーマンが5年ぶりに帰ってきた、という設定で文字通り「リターンズ」なのだけど、人間関係を少し頭に入れておかないとわかりにくい面もあるかも知れません。アメリカ人にとっては説明不要の自明の事柄ということなんだろう。

                Superman2
スーパーマン役の彼(名前に興味なし。ひどい…)、クリストファー・リーブと比べちゃうと、ちょっと顔が濃いかな~とか思ったけど、見慣れるとかなり、イイ感じである。ムフフ。
オンナはどーでもいい。なんか魅力ない(ひどい…)

まちょっと、個人的なシュミで言わせてもらえれば、胸のエンブレムにボコボコしたエンボス加工が入ってたり、スーツがどことなくスポーツウェアっぽい質感がいまひとつな気分。現代的だけど・・・
それと、(微妙な描き方なので断定はできないんだけど)スーパーマンに関してある重大な事実が明らかになるのだけど、アタシ的にはう~~~~ん??でした。
あと(まだあるのか)、人間に化けてる時のスーパーマン=クラーク・ケントのシーンが少ない。あのトボけたキャラもスキなので、もちょっと見たかったな~

間違いなく次作は作られるであろう。嗚呼楽しみ♪♪スーパーマンは不滅です!☆

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2006/10/07

最近見た映画

ドイツ代表の試合も気になるのだが、見れないからつまんないし書くことがないでござる。ヒルデブラント頑張るのだぞ、と祈りつつ。
明日はF1が面白そうだ。アタシの勝手な予想では、ミハエル&ラルフの兄弟舟でワンツー、アロンソは3位、しかし最終的には皇帝ミハエルが有終の美を飾るんだろうなというシナリオなんだけど、どうなることか。ふだん見てないからF1に関しては何にも語れませんので、ヒマつぶしに映画ネタ。

「UDON」

Udon

なるほど、オナカがすいてる時に見るとヤバいかも。とにかくうどんがおいしそうで、うどんブームに乗り遅れてしまってかつ生卵がニガテなアタシでさえ「やっぱ讃岐うどんつったらかまたまだよね~」とか、わかった風な感想を述べてしまうのであった。
香川の景色も美しいし、何より、うどんのある風景がほのぼのして、いかにうどんが生活に根付いてるのかということをしみじみ実感。讃岐へうどん行脚したくなること必須である。

んが、ドラマ部分がどうにも薄っぺらい。
そしてひとつひとつのエピソードがむやみに長い(ユースケと小西真奈美の出会いのシーンとか、「キャプテンUDON」の劇中アニメ、など、なくてもいいようなシーンに限ってだらだらしてる)ので上映時間も2時間14分という長丁場。正直、途中で飽きてしまい、終わった後は「長かったなぁ・・・」と疲れてしまった。3時間ぐらいあったかと思ったよ。

いや、ユースケトータスのファンは必見でしょう。てゆうか、ファンならとっくに見てますわね。ユースケはもう、バラエティーの勢いそのままに、どこまでがセリフでどこからがアドリブかわからないぐらいのびのび楽しそうだし、トータスが豪快にガハハ、と笑う姿は気持ちいい。でもなんで今更「バンザイ」かなぁ…?せっかくだから新曲を披露すればいいのに…
あと、ユースケの姉役の鈴木京香がいいな~と思った。美人だし、雰囲気作りがうまいね(エラソウに言っちゃってるけど)。田舎町のキレイな嫁さん、という役柄がばっちりハマってた。ちなみに映画見終わった後、同じく鈴木京香に感じ入ったらしいダンナが「あんなしっかり者のお姉さんていいよねー」と言っていたのだが、その理由が「だってお母さんが二人いるみたいじゃん♪」て。
……。妻、脱力。
            

「キンキーブーツ」

Kinkyboots

kinkyとは「ヘンタイ」という意味であるらしい。
経営者である父親の急逝により、倒産寸前の紳士靴工場を継ぐこととなった主人公チャーリー。ある日出会ったドラッグ・クイーン(女装のオカマちゃんのこと。ほんとはもう少し深い意味があるらしいんだけど、とりあえず)のローラが、無理して女性用のブーツを履いているのを見て、男性サイズの女装ブーツを開発することをひらめき、ミラノでショーをしよう、というお話。実際の話が元になっているそうだ。
と言っても、ハチャメチャ痛快コメディー、というわけではなく、むしろ素朴な、ほんわかハートウォーミングストーリーである。
何かにつけ偏見の目で見られるローラの、憂いを帯びた存在感がいい。女装のセンスはハデハデでついていけないが、普通にオトコの服装をしてる時は、ちょっと知的な感じで男前なのだった。
甘茶系ソウル(←と、言うんだそうな。音楽好きのダンナに教わった)・サウンドもカッコいい。やっぱ映画は音楽が大事よね、うんうん。とまたまた好き勝手なことを思うのであった。

まあ、特にひねりもなく、普通に始まって普通に終わる小さな作品。すごく面白いから絶対見ろ!とプッシュするほどでもないけど、見終わった後はなんとなく優しい気分になれる、まずまずの佳作であった。

どーでもいいけど、主役チャーリー役の俳優はジョエル・エドガートンという人らしいけど(スター・ウォーズに出てたと言うが、わからんなぁ)、ちょっと前の、髪が長いシェフチェンコに似てたなぁ。ずーっと似てる似てる、と思いながら見てたんだけど、うまい具合に似ている写真が見当たらないの~

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2006/08/23

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」

          002

観るのが毎度遅くなるのは、混むのがイヤで、時期をずらすからなのだった。
しかし今日は夏休みのレディースデー。思いのほか盛況で驚いた。

好みの問題ではあるけれど、個人的にはやっぱ劇場で観る映画の醍醐味は、愛と勇気と冒険、だと思っている。

これにカッコいいヒーロー、キレイどころの男と女、、痛快なアクション、きっちり笑わすおもしろシーンも満載、あくまで楽しく面白くエンターテインメントに徹した、まさしく劇場で観るにふさわしい、映画らしい映画と言えましょう。

やはりなんと言ってもジョニー・デップ演じる、どっかトボけててズルくて何を考えているのかよくわからないのに何故かカッコいい、海賊ジャック・スパロウのキャラクターが最高!
そして我らのオーランド様☆もヒロインのキーラ・ナイトレイも相変わらず美しくりりしく、更に脇を固めるジャックのユカイな仲間も健在。

こういうシリーズものといえば、前作より面白くしようとするあまり演出が濃くなってウザくなったりシラけたりして、たいがいつまらなくなるものだが、そこはさすがディズニーのブランドということなのか、まったく問題ない。前作のクオリティを上手く引き継いで好感。
グダグダしたムダなシーンもなし。笑いどころもあざとくない。
説明が足りないところとか、そこんとこちょっとムリがあるんじゃないの、とか重箱の隅はいくらでもつつけるとは思うが、そんなヤボで細かいことは言わない約束よ。
次々と訪れる見せ場にアタマをカラッポにして、理屈抜きに楽しんで正解!

ただちょっと残念だったのが、ストーリーが前作に続いててキャラも続々登場するのに、記憶もオボロで復習もしていなかったので、すぐに思い出せなかった。
もちろん観てるうちに記憶がよみがえってくるし、初めて見る人でもじゅうぶん楽しめるとは思うけど、復習しておいた方がもっと面白かったのにぃ~とちょっと後悔した。

あと、うかつだったのだが、第3弾があるということを知らなくて、やけに長いな、一体どうやってクライマックスに向かうのか、と思ってたら、いきなり「次回に続く!」的に急に終わったので、前のめりにずっこけそうになった。最近こういうパターン多いけど、どうなんだろうな~。ちょっとズルいよね。しかし次作が超楽しみ。まんまと術中にはまった感があるが、今から待ちきれないのであった。

         003

それにしても。欧米人にとってタコってつくづく、デビル・フィッシュなんだなぁと実感した。今回の悪者であるタコ人間のヌラヌラ感、足部分(?)のクネクネ感がなんともリアルでキモチ悪いのよ~ん…。

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2006/07/24

TVで映画を2本見た

日記。

ローカルTVは平日土日問わず、深夜番組がどうにもこうにもつまらないのでへきえきする。好きなのは遅すぎたり。たまに上京すると首都圏の深夜の充実ぶりがうらやましい。早く寝なさい、ということなんだろうか??

で、土曜日の深夜、酔っ払ってるアタマにツマミになる番組はないもんかね、とチャンネルをザッピングしていた手が止まったのがNHK-BSで放送していた映画「カトマンズの男」(1965年作品)。物語が始まって十数分しか経っていなかったが、早くも主人公が香港とおぼしき街角でドタバタと逃走劇を繰り広げていた。おっ香港映画か?と思って見ていたら、「オマエに食わせるタンメンはねェ!」と言いそうなオヤジも登場しないし、主人公がフランス人だった。なんだこりゃ?と思っていたらダンナが、みごとそのフランス人を一目で「ジャン=ポール・ベルモントだ」と言い当てた。
まぁとにかく、物語が終了するまで、命を狙われているらしい主人公(と、そのご一行様)が、えんえん逃げ続けるだけの(最後にいちおうラスボスをやっつけはするけれど)なんともフシギな映画だった。「カトマンズの男」と言うわりにはカトマンズのシーンは20分程度しかないんだけど。ドタバタ感が香港映画やハリウッド映画ほどベタで暑苦しくはなく、ほどよいまったり感もあり、さすがフランスということなのか、なんとなくオシャレ感もあり、結局最後まで楽しんで見てしまった。

で、見ていて気がついた。ベルモントのひょうひょうとした雰囲気やルックス、逃げる過程のドタバタぶり、例えば雑技ショーの舞台に変装して紛れ込んでインチキなショーをしてみせる、といったところなどが、まるで「ルパン三世」なのだ♪
そういえば、原作かアニメ版が忘れたが、ルパンのキャラクター作りはベルモントを参考にしたと、何かの本で読んだかも。さらに、ルパンの声優山田康雄氏は、ベルモントを持ち役にしていたらしい。後から調べたら、この映画かつて吹き替え版で放送されたこともあったらしく、なるほど山田康雄氏の声で見たらルパンそのものだよな~と楽しい気分になった。ルパンはルパンでも、ハードな演出がシビれる旧ルパンよりは、世界各国が舞台になっているという点やドタバタ感が、赤いスーツの新ルパンに近い。

そんなわけでなんだか新ルパンを見たくなっちゃったんだけど、さすがに10万円もするDVD-BOXは所持していないので、ライブラリはビデオテープになっちゃうんだよなぁ。めんどくさい。

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そして翌日曜日、日テレの金曜ジブリ劇場じゃないや金曜ロードショーで放送された「ハウルの動く城」を、ようやく。評判が芳しくないので劇場でもDVDでも見ていなかったのだ。
まあーまあー、心配してたよりははるかに面白かったし、いつものように絵と音楽が美しい。ハウルとゆかいな仲間のキャラクターも素晴らしい。
んが、ストーリーは正直ちんぷんかんぷんだった。この世界はどんなのか、ハウルが何者なのか、という状況説明がほぼ皆無なので、何がどうしてどういうわけでどうなったのかがさっぱり理解できないまま物語は大団円を迎える。
たぶんワザとなのだろう。ストーリーの説明不足を無視してただ単純に世界観を楽しむだけでもじゅうぶんに面白い。この話はファンタジーなんだから、それでもいいんでないのかい。少なくとも「生きる楽しさ、愛する歓び。」だったっけ?それは十分に伝わった。

しかし。原作にはないらしい「戦争」の描写は必要だったのか。空襲によって街が燃え盛る様が生々しい。宮崎映画には戦争がよく描かれているが、ここまで露骨に「あの戦争」を思い起こさせるシーンを描くとは。なんだろな~?
それを描いてしまったことで、この映画には反戦メッセージがこめられておるのじゃ!と分析する人々も多かろう。ただ、あんまり反戦メッセージがメインに分析されたりするのはなんだか違うような気がするのだ。実際そうなってるかどうかは知らんけど。

あと、みんな言ってることだと思うが、キムタクは…どないやねん?

「もののけ姫」以降やたらと有名俳優を起用していることに賛否両論あるが、私はあんまり好きではない。美輪さんは「もののけ」のモロよりはハマっていたとは思うが。
ただ倍賞千恵子は若いソフィーからおばあさんソフィーまで巧く演じ分けていて素晴らしかった。
それはそうと、若人あきらじゃないわ、我修院達也…。「千と千尋」に続いての出演で、声優としても力を付けつつあるのはいいけれど、俳優なのか声優なのかコメディアンなのかそろそろ絞ったらどうなんでしょうか。名前も変えたんだしさぁ。TVであの眉毛を見るたびに、なんだか居心地悪いのであった。

                      
で、「ルパン三世」→「宮崎映画」と来たら、否が応でも「カリオストロの城」なんだけど、これについて話し始めると一晩でも二晩でもかかっちゃうから、またね~。

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2006/05/13

「プロデューサーズ」

             Produsers 

観に行ったのも遅かったけど、記事を書くのもずいぶん遅くなってしまいました。もう公開してない劇場も多数あるんじゃないかと思うけど、しかし、

いや~面白かったぁ♪♪

トニー賞最多12部門受賞のブロードウェイミュージカルの傑作を映画化、ということらしいのだけど、あいにく舞台版は観たことがないので、私はこの映画版が初めてであった。

もぅとことんバカバカしくてくだらなくてシュールなんだけど、底抜けに笑えて、観終わった後はハッピーな気分になる。これぞコメディの真骨頂。
とにかくキャラが立っている。主人公ふたりもちょっとヘンだし、脚本家はヒトラーに傾倒しているアブないドイツ人、演出チームはゲイ集団、女優はカラダと唄とダンスだけが自慢のちょっとオツムの弱そうなスウェーデン娘(ユマ・サーマンがキュートなこと!それにしても背が高い)、そんな彼らがドタバタを繰り広げながら最低最悪のミュージカルを作り上げる話である。
ドイツ人やスウェーデン人をあんなにおちょくってだいじょぶなのか、とちょっと引いてしまう面もあるけれど、皆、愛すべき人物たちで悪者は一人も登場しないところが爽やか。観終わった後は「みんな最高!」という気分で、ミュージカルを観たくなってむずむずしてしまった。

ちなみに、劇中の音楽はすべてスタンダードなミュージカルサウンド(サンバなどのアレンジを加えたものもあるけれど)。
さらに。タイトルロールの後に出演者総出で軽くもうひと唄ありますので、途中で席を立ったらもったいないですよ。

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2006/03/04

「THE 有頂天ホテル」

待ち合わせまで時間が空いたので見に行ってきました。
とある高級ホテルの大みそか、ワケありの客やホテルマン、パーティーの出演者たちが騒動を巻き起こす、という、おおむね予告や宣伝でPRしていた通りの内容で、期待通りの面白さでした。が、期待以上ではなかったかな。だいたい思った通りに話が進行して行くので安心ではあるけど、もうひとひねり欲しかったかも。実に沢山の個性的な役者が勢ぞろいしていたので、その辺は見てて楽しかった。「ホテル探偵」なるうさんくさいキャラは面白かったけど、ちょっと狙いすぎ?
まぁ、ややベタベタではありますが、楽しい気分になるのは間違いないので、なんとなく疲れたわぁという方は気分直しにいいかもよ。ただし!DVDでも充分だけどねー。映画館でマトモに\1,800払うのは…う~ん…。
それにしてもホテルマン姿の役所広司はダンディだわね♪そして佐藤浩市も♪カッコいい役ではないが、このふたりのダンディな競演もなかなかぜーたく感あってステキなの☆アタシの中では日本三大ダンディは渡辺謙、真田広之、そして役所広司だったのだけど、このたび、佐藤浩市も加えて四天王にすることにします!♪ちょい悪オヤジがなんぼのもんじゃい、やっぱ男はすっきりさっぱり正統派ダンディよ!(ダンナのことは聞かないで(^_^;))

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